理科は理解が大事 11/15(水)
理科の力や電気など物理の単元を苦手としている生徒は相変わらず多いように思われます。
「りかはりかいが大事」とよく言われますが、物理はイメージも大事です。
直接目に見えるものではないところが、物理を難しくしている原因です。
授業では電流を水の流れに例えたりして、できるだけイメージしやすいように説明していますが、どうしても難しい場合は公式があるなら公式の使い方を覚えてとりあえず計算できるようにしておくのも、1つの方法だと思います。
理解して問題を解くのがベストですが、物理の単元に関しては(中学生だけでなく高校生も)最初の段階で完璧に理解しようとして躓いてしまい、いやになってもうできないと思うパターンが多いので、とりあえずこの問題はこのように解けばよいと割り切って覚えてしまいましょう。
勉強をしていけば、理解はあとからついてくること信じて進めていってください。
最後に並列回路の合成抵抗を簡単に求める式を紹介しておきます。
全体の抵抗をRとして、抵抗器1をr1、抵抗器2をr2と置くと、教科書には次のような式が書いています。
「1/R=1/r1+1/r2」
この式だと通分したり、分数=分数の式を解くなど計算過程が結構複雑になります。
そこで本日ご紹介したいのがこちら、「R=r1×r2/r1+r2」です。
では、実際の問題でこの式を使ってみましょう。
問題、15Ωの抵抗器と30Ωの抵抗器を並列につないでつくった回路がある。
この回路全体の抵抗は何Ωか。
解き方、15Ωの抵抗器をr1、30Ωの抵抗器をr2として式に代入すると、
「R=15×30/15+30」→「R=450/45」→「R=10」
よって、回路全体の抵抗は「10Ω」となります。