高校英語の受動態② 6/30(金)
前回の続き。
She made me the cake.
She(S)made(V) me(O) the cake(O).
目的語のthe cakeを主語にすると、The cake was made for me by her.となります。
また、目的語のmeを主語にすると、I was made the cake by her. となるのですが、これはおかしいですよね。日本語に訳すと「わたしが作られた」みたいになります。
ですので、この場合はthe cakeを主語にして受動態の文に書き換えることができますが、me(人)を主語にして受動態の文を作ることはできません。
さて、少し別の観点から考えてみましょう。
第4文型(SVOO)と第3文型(SVO)の書き換えについてですが、例えば、第4文型He teaches us English. を第3文型に書き換えると、He teaches English to me. となります。
また、第4文型She made me the cake.を第3文型に書き換えると、She made the cake for her. となります。
前者の文では第3文型に書き換えると、to人 ですが、後者はfor人になっています。これは動詞によって、人の前の前置詞がtoやforに決まっています。
そうなんです。この前置詞toやforもっというと動詞の種類によってSVOOの目的語どちらでも主語にして受動態に書き換えることができるものと、目的語は2つありますが、一つしか主語にできないものがあります。
第4文型から第3文型に書き換えたとき、toを取る動詞のときは、どちらの目的語を主語にしても大丈夫ですが、forを取る動詞のときは、SVO1O2 のO2の方しか主語に出来ないことを覚えておきましょう。