きれいごと 11/15(水)
なかなか望むような、思うような結果にならないことがあります。
数学の文章問題は立式がメインで計算はおまけみたいに考えている人がいると思いますし、実際そのような問題もあります。
ですので、計算自体は割と簡単でましてや答えに分数や√が含まれるなんて考えられない(考えたくない)と思ってしまいます。
計算過程で雲行きが怪しくなっても、割り切れるはず整数になるはずと希望を胸に進めていきますが、これはどう転んでも整数にならないとなったとき、答えが分数になると考えるよりも自分が立てた式もしくは途中の計算でミスしていると考えて、その結果泥沼にはまります。
自然数を求めるような問題では当然答えは整数になりますが、文章題の答えに必ずしもきれいな数字が出るわけではありません。二次方程式なら、因数分解ができずに解の公式を使って、分数に√を含むきたない答えになる可能性もあります。
これは「世の中きれいごとだけでは生きていけない」という数学界からのメッセージなので、たとえ気持ちの悪い数になっても自分を信じて出てきた答えを解答欄にしっかり書くようにしましょう。