受験生のための中1数学 3/22(金)
今日は中1数学について書いていきます。
中1で学習するけれど、その後あまり出てこないので忘れがちな問題や定義を紹介します。
[絶対値]絶対値は0からの距離です。0からの距離、大きさを表すということは、絶対値にはマイナスがつかないということです。
例えば、3の絶対値は3ですし、-3の絶対値も3になります。逆に絶対値が5になる数は、5と-5ということになります。
高校数学になると絶対値はしょっちゅう出てきて、これがまたやっかいなのですが、中学数学は最初に勉強した後はあまり顔を出さないので忘れがちです。
[素数]素数の定義は「1と自分自身以外に約数を持たない数」のことです。あと1は含まれませんが、1~10の中から素数を答えなさいと問われれば、1を含めて答える中3生が一定数います。また、そもそも素数?となる生徒も一定数います。
入試では素数を答えるような問題は出ませんが、素数に関連する問題、例えば「大小2つのサイコロで大きいサイコロの目を十の位、小さい目を一の位とする2けたの整数のうち、素数になる確率を求めよ。」みたいな感じです。
話は戻りますが、素数は「約数を2つ持つ数」で押さえておく方がベターかなと個人的には思います。そうすれば少なくとも1を選択することはありません。
[ある整数の2乗]「ある数にできるだけ小さい自然数をかけて、ある整数の2乗にするにはどんな自然数にすればよいですか。」
この何かの2乗とあれば、素因数分解をしましょう。かけるではなく、わるときも同じです。素因数分解をして2乗のかたまりを作るという解法パターンはよくあるので中1生だけでなく、中2・3生も覚えておくと実力テストなどで出題されたときに対応できますよ。