how to study 2
~復習の大切さ~
復習が大事だということはよく聞くと思いますが、ではなぜ復習が大事なのか?
エビングハウス忘却曲線というのがあります。これはドイツの心理学者エビングハウスが発表したもので、人は覚えたことを24時間で7割忘れ1ヶ月経てば2割しか覚えていないとのことです。つまり、人は最初の24時間で急激に覚えたことを忘れるということです。
だから自分は単語や漢字を覚えてもすぐに忘れてしまうと、悩んでいる人がいるかも知れませんが、それが普通です。
「じゃあ時間をかけて覚えても意味がない。」と思いますか?大丈夫あなたたちの脳は優秀です。例えば単語30個覚えるのに、初めは30分かかったとしても1度覚えてしまえば、2回目、3回目と覚える時間は20分、15分と短縮していき、初めは3割しか覚えていなくても復習することで5割、7割と記憶の定着も上がっていきます。
ですので何回も繰り返すことで短期記憶(字の通り短い期間だけの記憶)から長期記憶に移行させていくことが大切です。だから塾で勉強したことは、その日の内に遅くとも次の日には復習するようにしてください。そしてできれば1週間後にもう一度復習すればなお良いです。
ここでいわゆる社会などの暗記科目の勉強方法、単語の暗記方法についてお話ししておきます。大事なことが3つ、1つ「広く浅く」、2つ「完璧主義にならない」、3つ「何ども繰り返す」例えば、単語をひと月で300個覚えようとしたら、1日10個ずつを完璧に覚えるより毎日300個眺めている方が記憶には定着します。結局10個を完璧に覚えても、忘却曲線で説明したように1ヵ月経てば3割程しか記憶には残りません。ではどうすれば効率よく覚えられるのか?それは「広く浅く」を繰り返すことです。単語一個にかける時間は1秒でいいです。英語を見て日本語を確認するだけなら1秒で出来ますし、300個あっても5分で出来ます。3回繰り返しても15分で終わるんだから、楽勝ですね。是非試してください。