入試を終えて
昨日は先生たちも結果が気になっていたようで、電話や直接教室に聞きに来てくれる先生もいました。結果を報告すると、みんな「あ~良かったです」と喜びよりもまずは安堵のほうが大きかったようです。
生徒たちだけでなく、先生たちもプレッシャーを感じていたんですね。
昨日合否の連絡だけ受けていた生徒が授業に来たので、点数を尋ねると一緒に自己採点した点数よりもさらに5点上でした。模試や実力テストも含めてもベストな点数を出すとは、本当によく頑張ったと思います。
ただ、今日のクラス分けのテストはかなり難しかったらしく、できませんでしたと言っていました(>_<)
さて、今日はある一人の生徒について、その生徒はちょうど去年の今頃、入塾面談を行いました。志望校を尋ねると、鳥取商業にいければいいかなと答えました。成績からも、今から頑張れば十分合格できるよと伝えて、色々話していると、「本当は米子高専に行きたいんですけど、無理ですよね」と、今の成績では難しいけれど、行きたい高校があるならそこを目指して一緒に頑張ろうと声掛けをしたのを覚えています。
最初の実力テストでは、平均点を下回っていましたが、コツコツと一歩一歩自分のペースで進んでいき、夏期講習も頑張り、成績も右肩上がりでこのままいけば、高専も狙えるような学力がついてきました。
そして、秋の三者面談のとき、この調子で続けて頑張れば大丈夫ですよ、みたいな話をしていると、将来の夢の話になり、話を聞いていると、それだったら高専よりも普通科の高校に行った方が良くない?となり、その場で3人で話し合った結果、第一志望を高専から鳥取東に変更することになりました。
その後、さらにペースを上げて頑張り、実力テストで点数が伸び悩んだ時期もありましたが、入試対策講習でさらに学力を上げていき、東も勝負できるところまで行きました。
そして、2月になり高専の受験が終わり、県立に願書を提出する直前に「西を受けたいと言っているので、話を聞いてやってくれませんか」とちょっと困惑した様子でお母さんから電話がありました。
西のことも考えているのだろうなということは、なんとなく気づいていたので、驚きはなかったのですが、本人を呼び出して理由と尋ねました。
すると、「・・・・少しでもレベルの高い環境に身を置いた方が、自分は成長できるのではないかと考えています」としっかり答えてくれました。
「確認するけど、合格の可能性は五分五分もしかしたら、もっと低いかもしれないよ。(まだ結果は出ていませんでしたが)もしだめだったら高専で頑張る覚悟はあるの」と尋ねると力強く「はい」とうなずくので、お母さんに連絡して、「気持ちが西にだいぶ傾いているようです。可能性がないわけではないですし、本人もやる気になっているので、応援してあげてください」と伝えると、驚いていましたが「わかりました」とすぐにお母さんも気持ちを切り替えていました。
3月15日、見事結果を出してくれました。
でも、夢をかなえるにはさらに、またここから頑張らないとね!(^^)!
みんながみんな、頑張ったからといって成績が伸びたり、志望校に合格できるわけでは決してないですが、勉強は頑張った分だけ結果が出やすいのもまた事実です。
1年あれば偏差値を10以上上げることも可能です。
みんな、自分なりの目標を持って、また明日から一緒に頑張りましょう(^^)