中学生の仮定法 10/29(金)
新指導要領が新しくなり、中学生の英語は仮定法が高校範囲から降りてきています。鳥取市が採択している英語の教科書には最後の文法単元として載っています。
進度がはやい生徒はすでに仮定法の単元に入っています。高校生は仮定法を苦手としている生徒が結構いますが、中学生で習う仮定法の範囲は狭いので、そこまで難しく感じることはないのではないかと思います。分詞や関係代名詞の単元がやはり難しいでしょう。
中学生の仮定法については、いわゆる仮定法過去というやつと、I wish~. のパターンの2つだけです。
高校生に仮定法について解説するときはなぜ助動詞の過去形を使うのか、そもそも助動詞のはたらきとは?など細かいところまでつっこんで説明しますが、中学生はとりあえず形を押さえておけば、今のところ大丈夫かなと思っています。
仮定法の例文です。
If I were you, I would ask someone to help.
「もし私があなたなら、誰かに手伝ってもらうように頼むだろうに。」
ポイントいくつかありますが、まず仮定法とは現実とは違うことや実現可能性が低いときに使います。みなさん日頃から仮定法を使っていますよね?一言でいうと妄想みたいなものです。「勉強しなくてもテストで満点取れたらなあ」とか「宝くじが当たればなあ」とか考えたことがあると思います。そいうときこそ仮定法の出番です。
次のポイントは動詞の形です。were , wouldいずれも過去形になっていますが、訳すときは現在形で訳します。そして、主語がIやheでもwasではなくwereを基本的には使います。
なぜ過去形かというと話が長くなるので割愛しますが、助動詞の過去形wouldやcouldがあれば仮定法を疑ってみるようにすると良いです。
最後に注意事項として、Ifがあるから仮定法ではありません。例文でいうとwere, would askの動詞の部分が仮定法です。中学生はへーそうなんだと頭の片隅にでも入れておいてください。