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令和4年度 鳥県立入試 国語分析 3/14(月)

令和4年度 鳥県立入試 国語分析 3/14(月)

令和4年度 鳥取県立入試 科目別分析シリーズ、最後は国語です。

[問題一]は小問集合です。

問一の漢字は5問出ていました。漢字に直す問題は送り仮名にも注意して答えられたでしょうか。

問二は漢字の総画数の問題です。特に問題はなかったと思います。

問三はことわざの意味を選ぶ問題で、すべて選ぶ問題でしたが、難しくはなかったと思います。

問四は文法問題でした。(1)は文節どうしの関係を答える問題で、修飾・被修飾の関係である「ア」が正解でした。ちなみに「イ」は並列の関係、「ウ」は補助の関係、「エ」は主語・述語の関係です。

(2)は助動詞「れる、られる」の意味・はたらきを答える問題で、可能の意味を持つ「イ」が正解でした。ちなみに「ア」は尊敬、「ウ」は自発、「エ」は受け身です。よく問われるので押さえておきましょう。

問五は漢文の返り点の問題で毎年出題されているので、みなさんしっかり対策されて正解できたのではないでしょうか。

[問題二]は小説文で、内容は一年ほど前から、相撲部屋に入門した十七歳のまだ自分に自信が持てない主人公篤の揺れ動く心情を書いている話でした。

問一は空欄にあてはまる体の一部を選ぶ慣用句の問題でした。普段の会話で使うことはないと思いますが、本を読んでいると良く出てくる表現だと思うので、そういった意味でも読書は大事ですよね。

問二は心情を答える記述問題でした。記述問題ですが、傍線部の前後にしっかり「不安」という心情を表す語句があるので、答えとなる箇所を見つけるのは易しかったです。

問三は傍線部の理由を答える選択問題でした。これもすぐ後にあるセリフを読めばすぐにわかったはずです。

問四はまた記述問題でした。記述ですが、これもそんなに難しくはなかったと思います。目標としている先輩との会話から自分のことを認めてくれていることがわかって、自信が出てきたことをまとめれば正解できたと思います。

問五も心情を答える問題ですが、この場面の最後にある「少しだけ笑ってみせた。」がヒントになったと思いますし、そんなに難しくはなかったです。

問六は「適切でないもの」を選ぶので間違い探しですね。この場面での心情が+なのか-なのかに着目して考えても正解を導き出せたかなという印象です。

[問題三]は論説文で、日本語の敬語表現についての内容です。

問一は傍線部でたとえている内容を答える記述問題です。敬語表現を習得することは難しいという内容が書けていれば正解になります。

問二は空欄に入る内容を選ぶ選択問題です。これは、空欄の前に逆接の「しかし」があり、空欄の後には「たとえば」とあったので、2つの接続詞が大きなヒントになっています。

問三は傍線部「その変化」が具体的にどのような変化であるかを六十字で抜き出す問題で、一見難しく感じますが、六十字以内ではなく、六十字ちょうどで考えればよいこと、あとはどのような変化とあるので、本文中から「~変化」に着目して探せばすぐに見つかったのではないでしょうか。

問四は尊敬語と謙譲語の使い分けができているかを試されている問題でしたね。

問五の記述問題は令和4年度の国語の問題で一番難しかったと思います。直前の段落内容が答えになるので、上手く指定された字数で要約する必要がありました。

問六は「敬語はこわくない」という書籍を引用した意図について説明したものを選ぶ記号問題でした。ここも難しかったと思いますが、少しずるい考え方をすると、そもそも筆者が書籍や著名人の言葉などを引用するのはなぜかを考えると、それは自分の主張に説得力を持たせるためです。
ですので、そこに着目すれば今回は正解を選べました。ただし、これは絶対ではないので、選んだ選択肢が本当に正しいかどうかきちんと吟味する必要があることも押さえておきましょう。

[問題四]は古文です。

内容は読み取れましたか?大まかな内容はこうです。財産はあるけどケチな人が虫歯を抜いてもらいに行くのですが、治療代を値切るわけです。歯を抜く人は、ただで取ってあげてもいいくらいだけど、その気持ちが気に食わないと感じ、絶対にまけられないと言うと、それならば、三文で2本抜いてくれ(1本銭2文)と虫歯+健康な歯を抜いてもらいました。
得した気になったけれど、抜く必要のない歯を抜いたことはとても損なことで、愚かだという話です

ところで歯医者はいつの頃からあるのでしょうか?気になったので調べてみると、紀元前450年ごろエジプトでは歯科医療は医師によって行われていたそうです。

問一はセリフに傍線部が引かれており、誰の言葉であるかを答える問題です。古文は主語の省略が多いので、誰のセリフ・動作であるかを意識して読むようにしましょう。

問二は歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す問題でした。これも毎年出題されているので、しっかり正解していると思います。

問三は三文で歯を2本抜いてくれといった理由を答える問題でした。本文の内容を読めていれば正解を選べたことでしょう。

問四の記号問題も大まかな内容が掴めていれば難しくなかったはずです。

[問題五]は中学生の話し合いの一部を読んで問いに答える形式です。

問一は話し合いと構成案の表を見て答えるようにしましょう。

問二は合意形成に向けた話し合いの特徴として適切なものを選ぶ問題でした。話し合いの内容をきちんと読めば正解できます。

問三はBさん、Fさんの発言に対する特徴について記号で答える問題でした。これも話しの流れから迷うことがなかったのではないでしょうか。

問四は条件作文です。問題文および条件をしっかり読んで、書くようにしましょう。

全体的に解きやすい問題が多かったという印象です。特に難問もなかったので、ここ数年では一番易しかったのではないでしょうか。
平均は30点を超えてくるかもしれません。予想は32点です。

 

 

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