令和4年度 鳥県立入試 数学分析 3/9(水)
受験生の皆さん、面接も終わりようやく解放されましたね(^^)/
結果が出るまではドキドキする日が続くと思いますが、ゆっくり休んでリフレッシュしてください<m(__)m>
さて、それでは早速令和4年度鳥取県立入試の分析をしていきましょう。
今日は数学です。
全体を通して良問が多かったという印象です。昨年はかなりの難問がありましたが、今年は難問奇問の類はありませんでした。
ひらめきというか、解法手順にすぐに気づかないと時間内に解き終えることが難しかったと思います。ですので、「なんかもう少しでわかりそう」と時間をかけてしまうと時間が足りなくなり焦ってよけいできなくなる、そんな罠にはまってしまった生徒もいるかもしれません。
そういった意味でも時間配分も上手く使い問題に取り組めているかどうか、そういったところを試されたテストかもしれませんね。
[問題1]は例年通りの小問集合です。
問8の回転体の体積を求める問題が難しかったと思います。円錐の体積から半球の体積を引けばよいだけなのですが、ぱっと見が複雑なので、難しく考えてしまったかもしれません。
証明は記号問題で、証明が苦手な人にはラッキーでしたね。基本的な計算問題だけでなく、式の計算手順や式の意味について問うような今まで出ていなかった問題もありましたが、丁寧に読めば対応できたのではないでしょうか。
基本的な問題が多かった[問題1]でしっかり点数を稼ぎたいところです。
[問題2]は資料の整理です。問3では箱ひげ図が出ていました。箱ひげ図を作図する問題が出るのではないかと予想していましたが、箱ひげ図から情報を読み取る問題がでました。
[問題2]も特に難しい問題はなく、問題文や表をしっかり読んで、素直に答えれば大丈夫だったと思います。
[問題3]は2次方程式の文章題でした。よくある道幅の問題と同じ形式だと気づければ、対応できたと思います。規則性も考えないといけなかったのですが、文字を利用して式を作ることができればすらすらと解き進めることができたのではないでしょうか。
問3は不等式を作ったあとの計算で工夫が必要だったので、そこの計算が難しかったかもしれません。
[問題4]は一次関数と二次関数の複合問題でした。問題集にもよく載っているような有名な問題だったので、見たことあると感じた人(しっかり勉強してきた人)が多かったことでしょう。
[問題4]は十分満点を狙えるレベルだったので、ここでもしっかり点数を稼いでおきたかったです。
最後の[問題5]は相似に気づくことができれば解ける問題です。そして[問題1]の問8もそうですが、三平方の定理もしくは直角三角形の比1:2:√3、3:4:5を使えたでしょうか?
最後の問題は難しかったですが、これは昨年の過去問でも同じ考え方をする問題があったので、解き方の手順をきちんと理解して覚えていれば対応できたかもしれません。ただ、正答率が一桁の問題でしたし、今回もおそらく正答率10%は切るのでできなくても問題ないです。
それ以外の問題も解いているときは難しく感じたと思いますが、おそらく解説するとすごく簡単に思えるような問題です。
よくあることですが「これがこうなるからこうなるんやで」と説明すると「あーめっちゃ簡単やん」と納得するけれど、いざ自分でやてみると「あれ?どうするんやったっけ」となる類の問題ですといえば、指導する側は共感してくれると思います。
さて、平均点ですが、昨年よりも簡単になったとはいえ、30点を超えてくることはないかなと思います。
ずばり27点です!