令和7年度県立 社会(歴史) 3/12(水)
今日は社会の続きです。
問題2は歴史です。
問1(1)は日本最大の前方後円墳の大山古墳の位置を答える問題でした。大山古墳は大阪の堺市にあるので、「イ」が正解です。
大阪出身の塾長にとってはイージーなサービス問題でした\(^o^)/
(2)はヨーロッパとアジアを結ぶ東西交易の陸路を何というかとありましたが、これはシルクロードと答えることができたと思います。簡単でしたね、正答率は9割を超えるのではないでしょうか。
(3)室町時代に関連する問題です。①は室町時代のできごとを選択する問題で、まずアとエは鎌倉時代のできごとなので消します。
ウの加賀の一向一揆の説明ですが、守護大名を倒した記述は合っていますが、徳政令を要求するために一揆をおこしたのではないので、ここが誤りです。ですので。残った「イ」が正解となります。
②は京都の祇園祭が室町時代に一時途絶えた原因と復興を担った人々の組み合わせを答える問題でした。室町・京都とくれば応仁の乱ですね。応仁の乱によって京都は焼け野原になります。ですので原因は応仁の乱です。
また、復興を担った人々は町衆と馬借の2択ですが、馬借は運送業者なので、これは知らなくても町衆と判断できたと思います。
(4)はキリスト教に関連する問題です。①は宗教改革、ドイツとくればルターですね。
②は江戸時代の長崎貿易についての選択問題で2つ選ばないといけないので、難易度は高いと思います。ここは正解の選択肢を探すよりも消去法の方で考える方がよいと思います。そうするとイは出島ではなく平戸、エは松平定信ではなく田沼意次のことであり、それぞれ誤りの選択肢になるので、残ったアとウが正解になります。
問2の(1)は幕末に関する問題でした。①は幕末に始まった貿易の輸出品について最も割合の高いものを答えるのですが、これは「蚕」という文字が小さく見えるので、知らなくてもここから「生糸」と判断できたかもしれません。
②は誤っている選択肢を選ぶ問題です。選択肢のエは米騒動についての記述なのでこれが誤り、つまり正解になります。米騒動はシベリア出兵のときの話なので、第一次世界大戦中の話ですね。
(2)は幕末に結んだ不平等条約についての話です。文中の▢に入る語句は「領事裁判権」です。陸奥宗光が大ヒントになっています。
ちなみに関税自主権の回復は小村寿太郎ですね。セットで覚えておきましょう。
(3)は出来事の並べ替え問題です。今回は与えられた資料とできごとをリンクさせて古い順に並べ替える問題でした。
できごとは古い順に最初から与えられているので、そのできごとに関連する資料を選べばよいだけなので、例年とは形式が違いました。
まず日清戦争ですが、関連するのはエの八幡製鉄所の建設です。次に日露戦争ですが、これはウの重税に苦しみ国民になります。
3番目は第一次世界大戦についてですが、これはアの成金で、最後に残った満州事変がイの国際連盟脱退と関係しています。
ですので、答えは「エ→ウ→ア→イ」となります。
(4)は会話文と資料の複合問題でした。内容は太平洋戦争前に関連するもので、①はソ連とx条約を結びとあるので、これは日ソ中立条約とすぐ分かったと思います。
②は資料からYに入る適切な内容を記述するという問題でしたが、「依存」、「輸出制限」という語句がヒントになるので、太平洋戦争の原因を押さえていれば、資料を参考にしなくても答えることができたのではないでしょうか。