令和7年度県立 社会(公民) 3/13(木)
社会続き
[問題3]は公民です。
問1(1)は条文が与えられていますが、何の権利についての条文であるかを答える問題です。条文の内容から「イ」の生命・身体の自由と選べたと思います。
(2)は立法機関についての問題で、衆議院の議決をそのまま国会の議決としないものを選びなさいとありましたが、この辺は正確に覚えておく必要があります。「ウ」の法律案の議決は60日ルールというものがあります。参議院が60日以内に議決しなければ、衆議院で出席議員の3分の2以上で再可決すると法律になります。
(3)は三権分立についての問題でこれは頻出ですね。①は国民から裁判所に向けても→ですが、問題文に「国民が審査する制度」と書いているので、これは国民審査ですね。
②のⅠは憲法違反とあるので、裁判所から国会への→Dで、Ⅱは総理大臣の指名とあるので、国会から内閣への→Bが正解になります。
問2(1)は社会保障制度をまとめた表から社会保障の種類の組み合わせを選ぶ問題でしたが、ここは難しかったと思います。Yが公衆衛生であることはわかりますが、XとYの社会福祉と公的扶助を迷った人が多かったのではないでしょうか。
(2)は国連の主要機関についての問題が出ました。入試対策の授業で国連の6つの主要機関について軽く触れていましたが、おそらく出ないと思うよと言いましたが出ましたね(^^;)
①は難易度MAXです。まずA,B,Cの正誤の組み合わせを答えるとありますが、Aが総会、Bが安全保障理事会、Cが国際司法裁判所であることを図から読み取ることから始めますが、そもそも主要機関を覚えている人が何割いたのかという話です。この問題は間違えてもOKです。
②はUNHCRいついての問題でこれも難しいですが、UNHCRは以前に過去問で出ていたので、過去問を解いていれば覚えていたかもしれません。また、文中に入る語句を答える問題だったので、前後の流れから「難民」という語句が入ると判断できたかもしれませんね。
(3)①は苦手にしている生徒が多い需要曲線と供給曲線の問題でした。グラフの横軸が労働量、縦軸が賃金を表しているので、労働供給量が増加すると、供給曲線が右にスライドしていきます。つまり、均衡点は右斜めに移動し賃金は下がることになるので、答えは「エ」です。
②は独占禁止法に関する問題で、不正な行為を監視する機関は何ですかとあるので、これは「公正取引委員会」です。塾長はこれが思いだせなかったので、社会は満点ではありませんでした・・・
(4)は資料の読みとり問題でした。2つの資料から読み取れることを文中の( )に入るように答えればよいので、そこまで難しくはなかったのではないでしょうか。
さて、社会は地理(易)、歴史(やや難)、公民(難)という印象です。
昨年よりは若干易かしたかもしれませんが、全体としては難しかったと思います。記述問題は比較的易しめだったので、これがどう影響するかですが、平均点は25点と予想します。