分詞⇒関係代名詞 11/30(水)
中3生は主格の関係代名詞について学習していると思いますが、先行詞+関係代名詞+be動詞+分詞の形になるときは関係代名詞+be動詞を省略すると、あら不思議 分詞の文になります。
例1,I know the boy who is playing soccer over there.
この文から関係代名詞とbe動詞を省略すると、I know the boy playing soccer over there. と分詞の文が出来上がります。
例2、This is a watch which was made in Japan.
この文から関係代名詞とbe動詞を省略すると、This is a watch made in Japan. と分詞の文が出来上がります。
このことから何が分かるのか?それは分詞も関係代名詞も名詞を修飾している、つまりどちらも形容詞のはたらきがあるということです。
そして分詞の文は関係代名詞の文に書き換えることができるのですが、関係代名詞の文は必ずしも分詞の文には書き換えることができないことにも注意しましょう。
例3,I have a cat which has a blue eyes.
上記の文はbe動詞がないですし、現在分詞も過去分詞も見当たりません。
ここで分詞の文をP、主格の関係代名詞の文をQとおくと、PならばQは成立しますが、QならばPは成立しません。
このことから「PはQであるための十分条件ではあるが必要条件ではない」ということになります。
で、このことを生徒(中3生)に伝えるとポカーンとしていました。それはそうですよね。高校数学の範囲ですから。
でも、高校ではどのような勉強をするのか少しでも関心を持ってもらうために、中3生にはちょくちょく高校の内容を入れて授業したりすることもあります。