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後置修飾 10/21(土)

後置修飾 10/21(土)

明日は第2回の鳥取県模試があります。模試を受ける人達は頑張ってください!鳥取湖山校の生徒も第1回よりも受験する人数がだいぶ増えています。全体的にも今回、そして第3回と増加していくと思います。

さて、中3生の英語は①分詞、②名詞+主語+動詞、③関係代名詞の後置修飾について学習していると思います。
似たようなことばかりで区別することが難しいという声もあります。

①から③の考えかたが似ているのは当然です。というのも①と②は実は③が形を変えたものになります。

まずは関係代名詞の文を説明します。関係代名詞は主格の関係代名詞と目的格の関係代名詞があります。

例1、The man who is taking about baseball is my father. (野球について話ている男性は私の父です。)

例文のwhoが主格の関係代名詞になります。詳しい解説は省きますが、主格の関係代名詞のあとは動詞が続きます。

例2、This is the book which he wrote last year.  (これは彼が昨年書いた本です。)

例文のwhichが目的格の関係代名詞になります。目的格の関係代名詞のうしろは主語+動詞が続きます。

これらをふまえて、まずは②と③から見ていきましょう。

②の例文、The city we visited last week is Kyoto.  (わたしたちが先週訪れた都市は京都です。)

名詞(the city)+主語(we)+動詞(visited)の語順になっていますね。これは主語以下が前の名詞を修飾しています。このように英語では後ろから前の名詞を修飾する文構造になることが多いです。そしてこのことを後置修飾といいます。

さて、実はこの文は目的格の関係代名詞の文と同じなのです。
どういうことか?ここで大事な知識を覚えておきましょう。目的格の関係代名詞は省略することができるのです。

This is the book which he wrote last year. の文から目的格の関係代名詞を省略してみると、This is the book he wrote last year.

名詞(the book)+主語(he)+動詞(wrote)の形になりましたね。
つまり、The city we visited last week is Kyoto. のthe cityとweの間にも実は目的格の関係代名詞whichが省略されていると考えることができるのです。
ですので、②名詞+主語+動詞の文は目的格の関係代名詞を省略された文なので、②=③になると考えるようにしましょう。

次は①分詞についてですが、分詞には現在分詞と過去分詞があります。
現在分詞の例文、The boy running over there is my brother.  (向こうで走っている少年は私の弟です。)

過去分詞の例文、I have the camera made in Japan.  (私は日本製のカメラを持っています。)

runningが現在分詞でmadeが過去分詞になります。

では次の主格の関係代名詞の文をみてください。

The boy who is running over there is my brother.  (向こうで走っている少年は私の弟です。)

I have the camera which was made in Japan.  (私は日本製のカメラを持っています。)

同じ訳になりましたね。
主格の関係代名詞は省略することはできません。しかし、主格の関係代名詞+be動詞がセットになると省略することができるのです。
つまり、The boy who is running over there is my brother. から主格の関係代名詞(who)とbe動詞(is)を省略すると、The boy running over there is my brother.  と現在分詞の文が出てくるわけです。

同じようにI have the camera which was made in Japan. から主格の関係代名詞(which)とbe動詞(was)を省略するとI have the camera made in Japan. と過去分詞の文になるわけです。

よって、①≒③になるわけです。

ひとつ注意点があります。後置修飾の分詞の文は関係代名詞の文に書き換えることができますが、関係代名詞の文は必ずしも分詞の文に書き換えることができるとは限りません。主格の関係代名詞のうしろが進行形や受動態になっているときだけ、つまりbe動詞がないときは分詞の文にはできないことも覚えておきましょう。

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