数学の勉強しましょう 10/18(火)
中学2年生の数学について、苦手としている生徒が多い一次関数の単元が終われば、角度を求める問題が出てきます。ここの単元は逆にみんなよくできているイメージです。
それでも最初は「うん?」となることもあるので、少しだけ勉強しておきましょう。
錯角・同位角・対頂角は重要ですが、一旦置いといて、多角形の内角の和や正多角形のひとつの外角の求めかたを確認しておきましょう。
多角形の内角の和は公式があります。「n角形の内角の和=180°×(n-2)」です。(nには整数が入ります。)
たとえば、五角形なら「180×(5-2)=540°」になります。
公式を丸暗記していれば良いですが、一応考え方としては、五角形のひとつの頂点から対角線を引いてみましょう。そうすると三角形が3つできます。また、六角形の1つの頂点から対角線を引いてみてください。そうすると三角形が4つできるはずです。
同じように七角形であれば、三角形が5つ、十角形であれば8つできます。つまり多角形の中にできる三角形の数は頂点の数から2を引くと求まります。これが(n-2)の部分です。あとは三角形の内角の和は180°なので、三角形の数に180°をかけると多角形の内角の和が求まります。
次に外角の和ですが、これはどんな多角形でも360°になります。
正n角形の1つの外角を求める公式は「正n角形の1つの外角=360/n」です。正五角形であれば、頂点つまり外角が5つあるので、360を5で割ると1つあたりの外角が求まります。
それでは正十角形の1つの内角の大きさはいくつでしょうか?
考え方① 内角の和の公式を用いる。180×(10-2)=1440 ⇒ 1440÷10=144°
考え方② 1つの外角の大きさを求める問題に置き換える。360÷10=36(正十角形の1つの外角の大きさ)
となりあう外角と内角の和は180°なので、180-36=144°
個人的には考え方②で解く方が楽だと思いますが、お好みでどうぞ。