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新指導要領の変更点 5/11(火)

新指導要領の変更点 5/11(火)

本部から新指導要領での変更点に関する資料が送られてきているので、共有させていただきます。

内容

いよいよ2021年度から新学習指導要領スタート 3

■□なんで学習指導要領が変わるの? 3

■□新時代に必要な資質・能力とは? 3

◆知識・技能 4

◆思考力・判断力・表現力など 4

◆学びに向き合う力・人間性など 4

◆「何をやるか」だけではなく、「どのように学ぶか」も重視される 4

■□中学生の新学習指導要領で変わること 5

◆数学 5

◆英語 6

◆理科 7

 

いよいよ2021年度から新学習指導要領スタート

■□なんで学習指導要領が変わるの?

学習指導要領は10年ごとに改訂されています。その一番の理由は社会のニーズや時代の変化に合わせていくためです。

近年、情報化・グローバル化の加速度的進展やAIの飛躍的な発達により、社会は大きく、そして激しく変化しています。進化を遂げた人工知能(AI)が様々な意思決定をし、身の回りの物のほとんどがインターネットと結びつき、今までできなかったことが簡単にできる時代が到来するでしょう。

そのような予測困難な時代にあっても、子どもたちには、前向きに変化を受け止め、よりよい豊かな未来の創り手になっていくことが期待されています。子どもたちにとって学校教育とは、社会に羽ばたくための土台作りの場です。社会の変化に対応し、生き抜くために必要な資質・能力を備えた子どもたちを育むため、今回、学習指導要領は改訂されました。

■□新時代に必要な資質・能力とは?

これまでの学習指導要領 4月からの学習指導要領
関心・意欲・態度(授業や提出物で重視される項目) 学びに向き合う力、人間性など(どう評価する?)
思考・判断・表現(授業とテストで重視される項目) 思考力、判断力、表現力など(これまでと同じ評価方法?)
知識・理解・技能(テストで重視される項目) 知識、技能(これまでと同じ評価方法?)

 

これらの3つの力を教育課程全体や各教科での学びを通じて、それぞれバランスよくふくらませながら、一体的に育成していきます。この力こそが新時代を生き抜くために必要だと、新学習指導要領では述べられています。具体的には、以下のとおりです。

 

◆知識・技能

「何を知っているか、何ができるか」

  • 各教科等に関する個別の基礎的・基本的な知識や技能の習得だけではなく、既存の知識と関連付けたり組み合わせたりすることで育まれる、社会の様々な場面で生きて働く知識・技能

◆思考力・判断力・表現力など

「理解していること・できることをどう使うか」

  • 問題を発見し、その解決に必要な情報を収集・蓄積するとともに、自分の持ちうる知能・技能をフル活用しながら問題を解決へ導くための思考力
  • 必要な情報を取捨選択し、問題解決への方向性を定め、結論を決定するための判断力
  • 自分の意思・意見をどんな相手・状況であっても伝えるための表現力

◆学びに向き合う力・人間性など

「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」

  • 受動的にただ言われたこと学ぶのではなく、主体的に学習に取り組む態度も含めた学ぶ力
  • グローバル化によって、より多様化する世界を尊重し、様々な人々と互いの良さを引き出しながら共同する力、持続可能な社会づくりに貢献する力、リーダーシップやチームワーク、豊かな感性や他者への思いやりの心などを持ち合わせた人間性

「何をやるか」だけではなく、「どのように学ぶか」も重視される

  • 「主体的な学び」の視点
    学ぶことに興味や関心をもち、自己のキャリア形成の方向性と関連づけながら見通しをもって取り組み、自己の学習活動を振り返ってつなげる学び。
  • 「対話的な学び」の視点
    子ども同士の協働、教職員や地域の人との対話、先哲の考え方を手がかりに考えることで、考えを広げ深める学び。
  • 「深い学び」の視点
    習得・活用・探究という学びの中で、各教科の特質に応じた「見方・考え方」を形成し、問題を見いだして解決策を考えたり、創造したりする学び。

これらを総合したものが「主体的・対話的で深い学び」の視点です。これからの中学生の成績は、こういったことが重視されていくと予想されます。

■□中学生の新学習指導要領で変わること

ここからは、これまでと大きく変わる数学/英語/理科の学習内容をまとめていきます。赤文字で書いてある単元が新課程で増えるものです。参考までにどの学年から移行してきたものか記載しました。

◆数学

すでに移行措置によって2020年度から新課程を取り入れて授業しているはずです。

 

学年 学年 学年
正の数・負の数

素数(中3から移行)

素数の積(中3から移行)

文字を用いた式

1次方程式

比例式

1次方程式の利用

関数とは

比例

反比例

平面図形の基礎

作図、図形の移動

空間図形の基礎

直線や平面の位置関係

表面積と体積

資料の整理

統計的確率(中2から移行)

累積度数(高校から移行)

文字式

式の活用

連立方程式

連立方程式の利用

1次関数

2元1次方程式と関数

1次関数の利用

平行線の性質

図形の合同

三角形

四角形

証明と反例(高校から移行)

場合の数

確率

四分位範囲(高校から移行)

箱ひげ図の活用(高校から移行)

式の展開

因数分解

平方根

平方根の計算

平方根を用いて表すこと

誤差・近似値(中1から移行)

2次方程式

2次方程式の活用

2乗に比例する関数

関数の利用

図形の相似

相似比・面積比・体積比

平行線と線分の比

円周角と中心角

三平方の定理

標本調査

 

データの活用の拡充

AI時代、ビッグデータ時代と言われて久しいですが、そんな今の時代を支えるスキルが統計学に関することです。その中で数学に関わるのが、データの活用の分野ですね。中学生での拡充はもちろんですが、高校生でも大きくパワーアップしています。

◆英語

英語では「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能がすべて関わるようになります。今回の改訂で、授業時数が各学年で105時間から140時間に増えますが、文法事項等の学習内容はほとんど増加していません。これは、言語活動の充足を通じた、徹底的なコミュニケーション能力の基礎の育成を意図するものであると言えるでしょう。

 

学年 学年 学年
be動詞

一般動詞

助動詞can

複数形

代名詞

現在進行形

一般動詞の過去形

be動詞の過去形(中2から移行)

不定詞I want to~(中2から移行)

「見える」のlook(中2から移行)

過去進行形

接続詞

未来形

助動詞

There is(are)~の文

動詞+人+もの

不定詞・動名詞

比較級/最上級

make +A +B(中3から移行)

want 人 to ~(中3から移行)

受け身

原形不定詞(高校から移行)

tell 人 that~(高校から移行)

現在完了形

現在完了進行形(高校から移行)

It is ~ for人to…

関係代名詞

後置修飾

疑問詞+不定詞

間接疑問文

仮定法の基礎(高校から移行)

関係代名詞what(高校から移行)

 

覚える英単語数が激増する!

2020年度から小学校の新学習指導要領が始まり、小5小6からの英語が大きく変わりました。高卒までに覚える英単語の目安を、これまでとこれからとで比較すると下の図のようになります。激増してるの、わかります?

 

これまでの学習英単語数とこれからの学習英単語数の比較

 

◆理科

すでに移行措置によって2020年度から新課程を取り入れて授業しているはずです。

 

学年 学年 学年
力のはたらき

2力のつりあい(中3から移行)

光と音

身の回りの物質

水溶液

状態変化

生物の観察と分類の仕方

植物の体の共通点と相違点

動物の体の共通点と相違点(中2から移行)

地層

岩石

火山と地震

火山災害と地震災害(中3から移行)

回路と電流・電圧

静電気と電流

放射線(高校から移行)

電流と磁界

物質の分解

原子・分子

化学変化

化学変化と物質の質量

生物と細胞

植物の体のつくりとはたらき(中1から移行)

動物の体のつくりとはたらき

気象観測

圧力・気圧(中1から移行)

天気の変化

日本の気象

気象災害(中3から移行)

力の釣り合いと合成・分解

水圧・浮力(中1から移行)

運動とエネルギー

エネルギーと物質

プラスチック(中1から移行)

水溶液とイオン

金属イオン

化学変化と電池

生物の成長と殖え方

遺伝の規則性と遺伝子

生物の種類の多様性と進化(中2から移行)

生物と環境

日周運動と自転

年周運動と公転

太陽系と恒星

 

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