消去法 12/21(木)
消去法でいけることもあるらしい
29年度の県立入試の国語[問題二]の問七は、①~⑥の六つの段落を三つのまとまりに分けるとどのように分けられますか、という問題なんですが、正答率が30%台とあまりよろしくありませんでした。
おそらく、文章の流れや内容を考えて、そして混乱し、もうこれでいいやと選んだ人が多かったのではないでしょうか。
こういう問題は段落の最初に着目すれば、ヒントを見つけることができます。
手元に過去問がある人は見てもらえればいいですが、④段落の最初は、「例えば」で始まっているんですね。
では、「例えば」とはどのようなときに使うのか、それは例をあげて、詳しく説明するときに使います。これを具体化といって、逆に「つまり」などには、まとめるはたらきがあります。これを抽象化といいます。
スポーツ(抽象化)例えば、野球、サッカー、テニス、卓球(具体化)。
野球、サッカー、テニス、卓球(具体化)つまり、スポーツ(抽象化)。
このように「例えば」や「つまり」は同じことを別の表現に言い換えるときに使うので、抽象化=具体化ということができます。
ということは、④段落が「例えば」で始まっているので、このあとに具体的な内容が来て、その前の③段落以前には抽象的な内容が書いてあることがわかります。
つまり、少なくてとも③段落と④段落は同じまとまりであることが、本文を読まずとも、「例えば」の1単語だけから判断できます。
そして、③段落と④段落が同じまとまりになっているものを探すと、この時点で2択に絞られます。
これだけで、単純に正答率が25%から50%にUPです。
ちょっと注意するだけで、選択肢が絞れることは多々あります。
ですので、そのようにやっていくと、そのうちまあなんとかなるでしょう♪