1729 5/18(月)
タクシー数をご存じだろうか?
2通りの立方数の和で表せる数のことである。
立法数は3乗の数で、立法数の和とは例えば、33+23=35のようなものである。
〇3+□3=△3+☆3=x
上記の式が成り立つ最小の数は1729である。1729=123+13=103+93
なぜ、タクシー数と呼ぶのか?インドの魔術師、天才数学者ラマヌジャンに師であるイギリスのハーディがお見舞いに行ったとき、乗ってきたタクシーのナンバープレートが1729で、「何の面白みもない数だ」とラマヌジャンに話したところ、「いえ、とても面白い数です。1729は2通りの立法数の和として表される最小の数です。」と即座に答えたというエピソードから来ています。
天才ラマヌジャンはいくつもの公式を見つけるのですが、思いつきで見つけるのでなぜそれがそうなるかをきちんと説明することができなかったので、ハーディが一つ一つ公式を証明していきました。
そういうわけで、ラマヌジャンが公式を示して、それをハーディが証明するというコンビで活躍していました。
なぜ、そんな公式が直感でわかるのか?天才だから?ラマヌジャン曰く、夢の中で女神が教えてくれるとのことです。
そんなラマヌジャンですが32歳の若さで亡くなってしまいます。もっと長生きしていれば、さらに多くの公式を残せていたことでしょう。女神に教えてもらって。