30年度 入試問題 英語 3/13(火)
最後は英語です。
英語は問題形式の変化が一番見られました。ですが、英文の内容自体はどれも読みやすく、問題自体は易しかったと思います。
グラフを取り入れるなどセンター英語っぽい部分もありました。
[問題1]はリスニングです。リスニングは聞いていないですが、問3と問4は問題文から答えを推測して全問正解できました。英語に限ったことではないですが、解答は必ず常識の範囲に収まるように作られます。もちろん、リスニングの内容をきちんと聞き取り、答えることが正攻法ですが、正解をより確信できるようにある程度のあたりをつけて聞くことも必要です。
ちなみにうちの生徒は、いつもの人と違ったから聞き取りにくかったと言っていましたが、いつもの人って誰?(^_^;)
[問題2]は対話文の空欄問題と並べ替え問題でした。並べ替え問題は例年1問でしたが、今年は2問出題されました。1問目は、there is構文で、be動詞のあとに主語になる名詞が来ることを意識できれば、不定詞の位置も自然と決まって並べかえられたと思います。
2問目は、最上級と接続詞thatの省略、現在完了と文法事項がてんこ盛りでしたが、英語は後ろから前に修飾するという後置修飾に着目できれば上手く作れたでしょう。
対話文に慣れるために日頃から、道案内や買い物、電話など色々な場面の対話文の練習をしておきましょう。
[問題3]は短めの長文問題から英作文の問題に変わっていました。問1は会話の流れから、空欄に入る一文を自分で考えて英作する形式でした。いずれも疑問文だったので、答えの文にある単語をヒントにして文を作りましょう。
問2の自由英作文は語数は減りましたが、条件が2つ与えられていました。ただし、特別な縛りのある条件ではないので、普段練習している通りに書けば、自然と条件を満たす英作文を書くことができたと思います。
英作文のコツは例文(定型文)をたくさん覚えて、それを組み合わせていくことです。正しい英文をしっかり覚えていきましょう。
[問題4]は会話文とスピーチの文が各1ページずつあり、ボリューム満点で、スピーチの方にはグラフもありました。会話文とスピーチにはもちろん関係はありますが、実際は問1から問4までは会話文だけ読めば、問5,6はスピーチの文だけ読めば答えることができたので、問題文に先に目を通しておけば落ち着いて対応できたのではないかと思います。問題自体は易しかったです。
[問題5]の文章題も読みやすかったのではないでしょうか?長文は段落ごとに場面が変わったりするので、自分で段落ごとに印をつけて視覚的にわかりやすくしておきましょう。
問1は「あてはまらないもの」としっかり太字になっているにもかかわらず、見落としている人もいたのではないでしょうか?問2は消去法でクリアできたと思います。
問4は下線部について、会話から理解したこととして最も適切なものを選びとあるので、直前の会話文を読めば、正しい答えが浮かんできますね。
入試改革により4技能が~と言われていますが、英語の基本は語彙力・文法です。そして、高校英語の基本は中学英語です。中学生の間に基本を徹底的に反復してください。