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令和5年度 県立入試 国語 3/14(火)

令和5年度 県立入試 国語 3/14(火)

令和5年度 県立入試分析も今回が最終回です。分析に入る前に、ひとこと言わせてください。新聞に載っている問題文が小さくて、もう限界です。途中からは虫眼鏡を使って問題文を読んでいました。

最初に・・・今までずっと出題されてきていた歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す問題が今年は出題されませんでした。ひょっとすると来年以降も出題されないかもしれないですね。また、こちらもずっと出題されている返り点の問題もいずれは出題されなくなるかもしれません。

[問題一]
問一の漢字の読み書きは例年よりも難しかったです。「わずらわしい」って漢字で書けますか?あと、映えるは「ばえる」ではないですよ。
問二は行書で書かれた4つの漢字の中から総画数が同じ漢字の組み合わせを選ぶ問題で、今までに出たことないパターンでしたが、ひとつひとつ画数を確認すれば大丈夫だったと思います。
問三は「重箱読み」の熟語を選択する問題でした。正解の「番組」も重箱読みの代表としてよく出ていますね。
問四は品詞の問題でした。「おそらく」が副詞とわかれば、そんなに難しくはなかったかもしれません。
問五はお馴染みの返り点の問題でした。過去問に取り組んでいた人は正解できたと思います。

[問題二]物語文
問一は慣用句の問題でした。口ごもるとは、言いづらい事情があったりして、言うのをためらうという意味です。
問二は下線部を具体的に言い換えた部分を抜き出す問題でした。解答箇所が若干下線部と離れてはいますが、字数指定もありますし、そこまで難しくはなかったと思います。
問三は心情の読みとり問題です。物語文では定番ですね。ニッと笑うに下線部が引かれていますが、これよりも前にニッと笑うと同じ表現があるので、その場面と対比させて考えれば正解を選べたのではないでしょうか。
問四は言葉の意味を答える問題で、言葉の意味を知らなくても文脈からおおよその意味は判断できると思います。
問五は月村部長の最後のセリフからも正解の根拠が読み取れましたね。
問六は記述問題でしたが、わりと答えやすかったと思います。がっかりする気持ち、残念に思う気持ちなど、マイナスな感情を答えていれば少なくとも部分点はもらえると思います。
問七は本文の構成や表現について説明したものを選ぶ選択肢の問題でしたが、これは正解の選択肢以外は明らかに違うところがあり、消去法で選べる問題でした。
[問題二]は全体的に易しかったです。

[問題三]論説文
問一は「当時」とはいつのことかを答える問題でした。選択問題でしたが、たとえ記述問題であったとしても簡単な問題だったと思います。
問二は本文の内容をまとめた表の中にある空欄にあてはまる内容を答える問題で、字数指定もあります。Ⅰに関しては「 」までつけてくれていますし、Ⅱに関しても、「その結果、~」と本文に大きなヒントがあることからどちらも正答率は高いと予想します。
問三は空欄にあてはまる語句を答える問題で、正解は「象徴的」でした。空欄のあとに具体例があることから判断できると思います。
問四は慣用句の問題でした。ここは意外と正答率は低いのではないでしょうか。日頃から本を読んでいる人は目にする機会もあるでしょうが、「身を粉にして」などなかなか使うこともないと思います。
問五は記述問題でした。「時持ち」とはどういう人ですかとありますが、ここでは「つまり」がポイントです。AつまりB→A=Bの関係です。「時持ち」がBの部分にあるので、Aの部分を読めば答えの根拠が見つかるはずです。
問六は六十字以内で説明しなさいという問題でした。答えがすぐにわかればよいのですが、時間がかかりそうであれば、ここは一旦飛ばしても良かったと思います。最後の作文を先に終えてから戻ってくるという解き方がベターかなと感じました。
問七の内容一致問題は最後の二段落に筆者の主張が書いているので、そこから正解の根拠が読み取ることができたと思います。難易度的にはそこまで高くなかったのではないでしょうか。

[問題四]古文
問一は「去年」を古文ではどう読むかという問題で、来年からはこの形がスタンダードになっていくと思います。
問題二、三、四は選択問題で、本文の意味を問われた問題でした。古文は全体的に難しかったと思います。リード文や注釈、本文中の現代語訳をヒントにして、大まかに内容を掴むことができれば、答えることができると思いますが、例年よりも内容が捉えにくかったのではないでしょうか。

[問題五]
鳥取県の魅力を紹介するために行われた話し合いの一部を読んで各問に答える形式でした。
問一は司会役の生徒がおこなったことを説明した選択肢を選ぶ問題で、司会に着目すれば正解を選べたと思います。
問二はDさんの発言の特徴を考える問題ですが、Dさんの2つの意見について書いてある選択肢を選ぶだけなのでここも易しかったと思います。
問三は「話し方」なので、選択肢からだけでも消去法で正解を選べたと思います。
問四は条件作文です。配点が6点と高いので、必ず作文は条件をよく読み、誤字脱字に注意して書くようにしましょう。

全体的には解きやすい問題が多かった印象です。[問題一]の小問集合と古文が例年よりも難しかったので、平均点は昨年よりは少し下がるのではないでしょうか。ということで、平均点は29点!とします。また、4月末や5月くらいに入試の詳しい結果が発表されるので、その時に答え合わせをしましょう。

令和5年度 県立入試 塾長予想平均点

数学 24点
英語 30点
社会 28点
理科 29点
国語 29点

合計 140点

 

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