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令和2年度県立入試 理科 3/11(水)

令和2年度県立入試 理科 3/11(水)

令和2年度県立入試ラストは理科です。定番の問題から難易度の高い問題が出題されました。大問8つの構成は例年通りですが、受験生が苦手としている単元が多かったかなと思います。全体的に難しかったと思いますし、過去5年間ぐらいでは平均点が一番低くなるかもしれません。

[問題1]問1は子房→果実、胚珠→種子に成長することを問われていましたが、会話文の空欄を埋める形式で出題されていたので、少し悩んだかもしれないですね。
問2の( ③ )は「光」か「二酸化炭素」で迷った人がいると思います。光合成は葉緑体が光を受けて水と二酸化炭素からデンプンなどの栄養分を作り出します。「光合成は光・水・二酸化炭素が必要」だけで終わっていれば答えられない知識の正確性を問われた問題でした。

[問題2]問1の「密度=質量÷体積」の公式を使い密度を求めることができていなければ、その後の問題も厳しかったです。問4はプラスチックの種類を答える問題でしたが、与えられた図の中「PET」からエのポリエチレンテレフタレートを選べたと思います。
問5の微生物のはたらきによって分解されるプラスチックを何というかという問題は難しかったです。答えの「生分解性プラスチック」はおそらく3年生の最後の方で出てくるので、覚えていた人もいるかもしれないですが、ちょこっと出てくるだけなので、ここでも細かい知識を問われました。

[問題3]は地震の問題でした。比較的易しい問題でしたが、地震の単元も苦手としている生徒は結構いるので、しっかりできたか心配です。最後の問題は難しいですが、以前に同じ形式の問題が出題されていたので、過去問にきちんと取り組んだ人は正解できたと思います。

[問題4]電流と磁界の問題は問2.3が記述問題で、難易度は少し高めです。問4に関しては「ちょっと何言っているかわからない」と感じた人が多いので4択問題ですが正答率はかなり低くなるでしょう。ですので、[問題4]は問1の(1)、(2)を確実に正解しておきたかったです。

[問題5]は化学変化の問題でした。問1,2の正答率は高くなると思います。問3(2)の酸化と還元の化学反応式はやや難易度が高かったです。(3)の表の空欄を埋める問題は、表だけを見て「3.05」と答えた人は残念でした。問題文にある「B班では酸化銅と活性炭がすべて反応し、」がポイントでした。難しいですが良問です。理科で高得点を狙いたい人は正解しておきたかったです。

[問題6]ヒメダカの行動について調べる実験は教科書や問題集に載っている定番の実験問題でした。問3は2点問題だったので正解しておきたいです。問4の「分解者」を語群から2つ選ぶ問題は完答ではなく、1つ合えば1点もらえるので、優しいですね。

[問題7]は力のつり合い、物体の運動でした。ここではどの問題も簡単すぎず難しすぎない難易度だったので、満点もあれば全滅もあったと思います。ですので、この大問で差が出たのではないでしょうか。問3は比較的易しかったので、正解したかったです。

[問題8]は天体の単元でした。問1の地球型惑星や問5の金星が真夜中に見えない理由を答える記述問題は答えたかったです。逆に問2.3は選択問題でしたが、曖昧な知識ではなく正確に理解していないとと正しい答えまでたどり着けなかった難問でした。

そういうわけで、今年度の理科の得点状況は2つの山ができるようなヒストグラムになるのではないでしょうか?
予想平均点は25点です。

さて、今回で5教科の予想平均点が出揃いました。
数学22点 社会33点 国語24点 英語27点 理科25点

総得点は131点になりました。実際はもっと上かもしれませんが、5年続いていた140点以上はおそらく下回ると思います。

それではまた来年。さよなら~(^O^)/

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