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令和2年度県立入試 国語 3/9(月)

令和2年度県立入試 国語 3/9(月)

令和2年度県立入試の国語について、記述問題が多くそのため難しく感じた生徒が多かったのではないでしょうか。しかし、選択問題に関しては比較的選びやすい問題だったので、そこで正解できているかがポイントになりました。

[問題一]は漢字や文法などの小問集合でした。問一の漢字はできた人が多いと思います。問二は漢字の部首の画数を答える問題でしたが、「すべて選び」だったので、正答率は低くなると思います。
問四の四字熟語問題は「意味」だけでなく「漢字」、「読み方」が正しいものを選ぶという新しい形式でした。
問五は異なる品詞を選ぶ問題でした。ア、ウ、エが副詞でイは連体詞でした。連体詞は活用がなく、体言(名詞)を修飾します。「大きな声」、「大きな」は「大きだ」のように語尾は変化しないので、活用はしません。そして、声(体言)を修飾しているので連体詞と判断します。
問六は毎年出題されている漢文の返り点の問題でした。落ち着いて考えればできたと思います。

[問題二]は小説文でした。舞台が現代ではありませんでしたが、そこまで読みにくいことはなかったと思います。選択問題は易しかったのではないでしょうか。問四の記述問題は問題文と本文の先生のセリフに着目して、まとめないといけませんでした。正答率は低かったと思います。

[問題三]は論説の中に古文「徒然草」の文章が含まれるハイブリッドな問題でした。問一は接続語の問題でした。接続語の問題は何となくで解けることもありますが、しっかり前後の文脈から考えられるようにしましょう。また、この問題の答えとなる「しかし」と「つまり」はその後ろに筆者の主張が来るという共通点があるので、出てきたらしっかりチェックしておきましょう。
問三は、本文中に「たとえば、(   )つまり、」とあり空欄に入る文を選ぶ問題でした。たとえばの後には「具体」、つまりの後は「抽象」がきます。要するに具体=抽象になるので、つまりの後を読めば(  )の内容がわかるのです。

問八は歴史的仮名遣いを現代仮名遣いへ直す定番の問題だったので、正答率は高かったのではないかと思います。
問九はちょっとした作文問題でした。具体例を挙げて古文の魅力について意見を書かないといけなかったのですが、古文を魅力的と思っていない人がおそらく多いので(偏見(^^;))、答えにくかったのではないでしょうか。決まった答えはないので、なにか書けば部分点をもらえると思います

[問題四]は[原稿]に対して、間違っている部分を修正したり、もっと良い原稿にするためにアドバイスするなど、以前は小問として[大問1]に含まれる問題形式でしたが、昨年に引きつづき大問として今回も出題されました。問題自体は難しくはなかったと思いますが、前から順番に解いていった人は最後の作文は時間もなかったのではないでしょうか。

全体としては作文を含め自分で答えを考えて記述する問題だけで3割の配点があったので、50分という時間もそうですが、厳しかったと思います。他の問題は易しかったとはいえ、昨年よりも平均点は下がるのではないでしょうか。予想平均点は24点です。

 

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