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令和3年度 鳥取県立高校入試 理科 3/13(土)

令和3年度 鳥取県立高校入試 理科 3/13(土)

昨年卒塾した生徒が1年ぶりに顔を見せてくれました(^O^)/
今は海上自衛隊の給養員として日々頑張っています。久しぶりに鳥取に戻ってきて教室にも寄ってくれたようです。
元々は看護にも関心があり、今は働きながら防衛医科大学を目指して勉強も頑張っているようです。社会に出てからの方が学習意欲が強くなったと言っていました。

2週間ほど船内で過ごすこともあるようです。「やっぱり金曜日はカレーって決まっているの?」と尋ねると「基本的に金曜のお昼はカレーです」と言っていました。

いきなりの訪問で驚きましたが、1時間ぐらい話をしていました。元気にしているということで良かったですし、
久しぶりに顔が見れて嬉しかったです。

さて、それでは理科をみていきましょう!

[問題1]は植物でした。直前の自習大会のときに植物のなかまわけ、特に合弁花類と離弁花類の種類が出るような気がするから覚えておこうと言っていたのですが、珍しく予想が当たりました。
ルーペの使い方や植物の呼吸と光合成の実験問題などよく見る問題が多かったので、正答率は高いと思います。

[問題2]は化学変化。炭酸水素ナトリウムはよく出題されます。加熱すると水と二酸化炭素、炭酸ナトリウムに分解されること、化学反応式もきちんと書けるようにしておきましょう。
加熱することを押さえていれば、問2は解けたと思います。また問題で与えられている実験の操作の結果からも判断することができました。
問4は若干難しかったかもしれません。理科を得点源と考えていない人はできなくても気にしないでいいです。

[問題3]は電流。昨年は出ませんでしたが、今年はまた法則名を問われる問題が出ました。鳥取の県立入試はよく法則名が問われます。全部で14個ぐらいしかないので覚えておきましょう。
オームの法則も使いましたが、W=V×A、J=W×S など公式を使いこなさないと正解までたどり着けなかったかもしれません。問5は問題集の応用問題でよく見かけるパターンの問題でした。並列回路と直列回路の特徴をきちんと掴んでいないといけないですし、複合的に考える必要がある問題なので難しかったと思いますが良い問題です。

[問題4]は天体。苦手としている生徒が多い単元です。夏至や冬至のときの南中高度の求め方について説明していたので、そのままの問題は出ませんでしたが、少しは問題を解く参考になっていれば嬉しいです。
問5は透明半球上にサインペンで1時間おきに印をつけて、その印から日の出の時刻を求める問題でした。これも難しいですが頻出の問題形式です。ヒントで出されている日の入りの時刻が午後7時22分といじわるな数字でした。

[問題5]は血管と血液。ヘモグロビンの性質は記述問題でもよく出題されるので、きちんと説明できるようにしておくと良いです。問1(2)はヒメダカの器官のうち、ヘモグロビンが酸素と結びつく器官の名称をこたえる問題でしたが意外と正答率は低いと思います。魚類がえら呼吸というのはみんな知っている人が多いと思いますが、そこから「えら」という単語が出てきた人は少ないような気がします。
血液の種類と血管の種類はしっかり区別して押さえておきましょう。

[問題6]は光の性質。光の性質を理解している人は大問全部正解するでしょうし、中途半端に理解している人は逆に全滅もあり得るような問題構成でした。特に実験2に関する問題は面白くて生徒の理解度を試すには良い問題だと思います。

[問題7]はイオン。問2の電解質や問3の塩化銅の電離式は正解しておきたいところです。問5は原子「◎」と陽イオン「〇+」、陰イオン「〇-」のモデルが与えられており、塩素を分子のモデルで表しなさいという問題でした。電離していた塩化物イオンが陽極でくっつくから「〇〇」としてしまった人が一定数いることでしょう。
塩化物イオンは陽極で余分な電子を離して原子になっているので正解は「◎◎」になります。

[問題8]は大気中の水に関する湿度や雲のでき方。湿度の計算も苦手としている人は多いですね。問4の雲のでき方は超頻出です。授業では問題で出てくるたびに雲がどのようのできるかを説明させていたので、うちの生徒達は大丈夫でしょう。

全体を通して感じたことは身のまわりの現象をしっかり理解しているかどうかを問われているように思いました。
やはりは理科は理解ですね。

う~ん易しかったような気もしますが、点数が取れていないような気もします。理科はここ数年平均が高いんですよね。平均はずばり29点でしょう!

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