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令和3年度 鳥取県立高校入試 社会 3/11(木)

令和3年度 鳥取県立高校入試 社会 3/11(木)

本日は社会を見ていきます。大問が3つの構成はここ数年変わりありません。

[問題1]は地理です。
問1は会話文と世界地図と表から国の位置や特徴を考える問題でした。特に難しい問題はなかったように思えます。時差についての問題では計算ではなかったので、会話文をきちんと読めば正解がすぐに判断できました。

(3)は生産しているおもな農産物にコーヒー豆があることに着目すればブラジルがすぐに分かります。
(4)はインドからヒンドゥー教とわかります。

問2はレポートをみて、問に答える形式でした。レポートの中にグラフがあったりして一見ややこしそうです。社会のこのような形式の問題は、レポートや資料を読む前に先に問題文に目を通しましょう。
全部読まなくても必要な部分だけ、もしくは問題文だけで答えがわかることもよくあるので時間短縮になります。

モノカルチャー経済についてのレポートとわかれば正解できました。ただ、選択肢の文が少し長かったのでそこはきちんと読まないといけなかったです。

問3(1)の①はやや難しかったかもしれません。北海道の釧路や函館などの場所を訪れた順番に並べ替える問題でしたが、それぞれの位置と与えられた文がどの場所についての文かわからないと正解できなかったので、おそらく問題1の中では正答率が最も低くなるでしょう。

②は日本の東西南北それぞれの端の島と、領海と排他的経済地域の違いを聞かれていました。混同しやすいものは問題にしやすいので、日頃から意識して区別して覚えていきましょう。

(2)は日本の産業に関する問題でした。「地場産業」漢字で書けましたか?③は東京都、愛知県、大阪府、福岡県をそれぞれ工業地帯に置き換えて考えるとわかりやすかったと思います。

(3)はハザードマップと写真と表から地下施設の役割を記述する問題でした。記述問題は飛ばす人がいますが、何か書けば部分点もあるので、チャレンジしてください。解答例と同じでなくても、ポイントを押さえていれば意外と〇になるものです。
②は自助、共助、公助の意味を問われる分野でいうと公民の問題でしたが、易しかったのではないでしょうか。

 

[問題2]は歴史です。
問1(1)は「中世」の時代区分を答える問題で、ウかエで悩んだ人が多かったのではないでしょうか?中世は鎌倉時代からという認識ですが、表を見るとウは平安中期から始まっているように見えます。ただ、エは鎌倉時代の終わりからになっているので、エよりはウだと判断しましたが、正しく答えられましたか?

(3)の答えは風土記でした。天平文化の代表的な4つの書物はしっかり押さえておくようにいつも言っていたので、うちの生徒達はきちんと書けたはずです。

(5)は太閤検地に関する問題で、荘園も解答として出てきました。土地に関する問題も歴史ではよく問われるので、新受験生は覚えておくと良いです。

(6)はグラフを見て解答する問題でしたが、17世紀が1601年から1700年、18世紀は1701年から1800年であることさえ押さえていれば、間違いの選択肢を選ぶことはないでしょう。

問2は幕末以降が中心の構成となっていました。
(1)はアヘン戦争と薪水給与令の問題でした。アヘン戦争がきっかけで異国船打払令→薪水給与令と変わったことは授業で何度も説明したところなので、うちの生徒達は余裕で答えられていたと思います。
(2)についてはウとエで悩んだ人がいると思います。やや難しかったので、正答率は高くないかもしれません。傾向として以前よりも、同じ時期の日本の出来事と世界の出来事を関連づけて覚えていく必要が出てきています。

(4)の吉野作造も正解したい問題でした。民本主義=吉野作造、天皇機関説=美濃部達吉はセットで覚えておくように授業のときは伝えています。

(3)、(5)の記述は難しかったかもしれませんが、資料から読み取れることを書いておけば、〇でなくても部分点はもらえたかもしれないです。

(6)の安保理の常任理事国も何度も確認していますし、(7)の①に関しては簡単すぎて、引っ掛け問題かなと勘繰ってしまいます。②に関しては、毎度おなじみ出来事の並べ替え問題です。ここは毎回正答率が低いので、仮にできていなくても気にする必要はありません。

 

[問題3]は公民です。
問1(1)は公民の最初に学習する公正・効率・合意について文章に合うように組み合わせる問題でした。特に問題なくできると思います。

(2)グラフの読みとりですが、3つのグラフと選択肢を照らし合わせて落ち着いて処理すれば正解できたと思います。

(3)に関しても日本は世界でもトップの超高齢社会であることを知っていれば問題文を読むまでもなく答えられます。

(4)もワーク・ライフ・バランスについて説明しなさい。のような問題なら難しく感じるかもしれないですが、選択問題だったので、ワーク・ライフ・バランスを知らないとしても、言葉の意味「仕事・生活・バランス」を考えれば容易に答えられたはずです。

問2は経済に関する問題でした。
需要と供給、好景気と不景気。これも入試前に確認しました。
(4)は地方の歳入の内訳に関する問題で、自主財源や依存財源という語句が出てきましたが、これも知らなくても言葉の意味から推測できれば、正解にたどり着けたと思います。

問3は憲法と法律に関する問題でした。
もう疲れてきたので、簡単にまとめると・・・・基本問題が中心で最後の記述問題も衆議院の優越がなぜ認められているか答えるという頻出の問題だったのでここはきちんと書けた人が多かったと思います。

以上から令和3年の社会は比較的易しかったです。うちの生徒達は「過去問でやったことばかりが出た!」とか「社会はちょろかった」とか自己採点の結果今までの最高得点だったなどの声が聞かれました。

平均点は6割越えの31点と予想します!

 

 

 

 

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